【ご報告】祈りの会「神のいつくしみを讃えて」(2019/04/28)(2)パウロ神父様のお話


2019年4月28日(神のいつくしみの主日)に行った祈りの会「神のいつくしみを讃えて」のご報告第2弾。

パウロ神父様のミサ説教の要約をまとめましたので、どうぞ。

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2つのことについてお話したいと思います。1つはマリア様に関してです。
ここでわたしたちは集まってロザリオを唱えていますけれども、教会はマリア様を教会の母、私たちの母として見ています。また信仰の母と言ってもいいでしょう。信仰も信頼も、ギリシア語でピスティスという同じ言葉です。今日、聖堂のあちこちに書いてありますね、いろんな言葉で「イエス様に信頼するように」。聖霊とマリア様によって私たちはそのように導かれています。マリア様について聖書にはあまり書かれていません。聖霊についてもたくさんあるわけじゃないです。ある聖人、聖グレニョン・ド・モンフォールと思いますけれども、私たちは信仰によってマリア様を発見していると言います。信仰があれば、私たちは心を開いて、マリア様の教会の母としての存在を認めることができ、マリア様は聖霊と共にキリストのほうへ私たちを導いて下さる役割を果たして下さいます。したがって、私たちはマリア様をとおして神様の恵みに近づこうではありませんか。

そのために特にロザリオですね、お勧め致します。マリア様にたくさん祈るなら、カトリック教会はマリア様の神秘的な学び舎になります。ヨハネ・パウロ2世の『おとめマリアのロザリオ』にそういう言葉が出てきます。「マリアの学び舎」。ですから、キリストに本当に深いところで近づくために、マリア様の、母なるマリア様の助けが必要でないかと思います。何人かの聖人が、ヨハネ・パウロ2世も言っていることですけれども、イエス様が復活されて最初に会ったのはマリア様だそうです。これぐらいマリア様は大きな存在です。これを理解しましょう。

2つめ。私は時々聖クララ会の修道院に行っています。ミサや告解のために。そこにいつも面白い本が置いてあるんですね。先月行った時にちょっと貸してもらって読みました。タイトルは『怠惰について』。怠惰はご存知でしょう、7つの死に至る罪のひとつです。しなければならないことをしない。
この本の中で引用されているモットーのような言葉があります。ウィーンのシェーンボルン枢機卿(ドミニコ会)の言葉です。「現代の教会の病気は、神のいつくしみに信頼していないことです」。今教会のなかで、ご存知のようにいろんな問題が出てきています。その原因についてこう言っているのです。ベネディクト16世の最後の話、教会のスキャンダルについての話でも、結論は同じです。原因は、罪より大きな病気、神のいつくしみを信頼しない、信じていないということです。
神のいつくしみ、これは計り知れないテーマです。そこには信仰が、すべてを支配しておられる神様は何事もおできになるという信頼が必要です。いつくしみのポイントはそこです。このような観点から、私たちが生きている教会のために祈りたいと思います。

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