2013年3月19日のパパ様着座式ミサ動画と、ツイート


着座式に集まった人びと昨日2013年3月19日(聖ヨセフの祭日)、教皇フランシスコの「着座式ミサ」が行われました。
日本ではNHKニュースで短い時間ながら放送されましたし、CNNやBBCの放送をテレビで見たり、Vatican PlayerやYouTubeでバチカンによるネット生中継をご覧になった方もいると思います。

当日のローマは朝からいいお天気でした。朝6時半、サン・ピエトロ広場が開門されるやいなや、少しでもいい場所を取ろうと走り出す群衆に混じって、シスター方も笑顔で走ってらっしゃる姿がとても微笑ましかったです。
この日のミサには15万人が参加しました。

バチカンは、着座式ミサの模様と、その後サン・ピエトロ大聖堂内で各国代表から挨拶受けられるパパ様のお姿を、全4時間のビデオで公開しています。

そのハイライトをいくつかご紹介致します。
項目冒頭の( )内は、記事の一番下にある動画での表示時刻です。

※ すべての画像は、クリックすると拡大表示されます。

<< 目次 >>

  1. 着座式ミサ
  2. ツイート
  3. 動画

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着座式ミサ
  • 着座式ミサに、パパ様のご兄弟2名は来られませんでした。しかし、親族のサレジアン・シスター、Sr.アナ・ローサは出席されています。
    Sr.アナ・ローサ
    (右から2人目のグレーの修道服の女性)
  • 米国・バイデン副大統領、ドイツ・メルケル首相、アルゼンチンのフェルナンデス大統領、台湾の馬英九総統など132の国・地域や国際機関から要人が出席しました。日本からは森喜朗元首相が出席しました。
    また、諸キリスト教教会や、ユダヤ教、イスラム教、仏教など、宗教界の代表者たちも出席しました。
    宗教界の代表者たち
  • パパモービレ(教皇専用車)は、防弾ガラスのない、ジープのオープンカーでした。赤ちゃんの祝福はこれまでの教皇様でも見られましたが、障害者の方を祝福するために、パパモービレを降りられるのは初めてかもしれません。
  • (0:38:00) サン・ピエトロ大聖堂入堂。銀のトランペットが「あなたはペトロ」と奏でます。
  • (0:40:50) 主祭壇下の聖ペトロの墓で祈りを捧げられた後、あらかじめ準備されている「漁夫の指輪」と「パリウム」、「聖書」を受け取られます。
  • (0:58:00) サン・ピエトロ大聖堂前に作られた教皇座で、「漁夫の指輪」と「パリウム」を付けられます。
  • ミサでは様々な言語が使われました。基本はもちろんラテン語です。しかし、朗読は、第1朗読(サムエル記下7・4-5,12-14,16)は英語、第2朗読(ローマ4・13,16-18,22)はスペイン語、福音朗読(マタイ1・16,18-21,24a)はギリシア語。共同祈願は、ロシア語、フランス語、アラビア語、スワヒリ語、中国語と、1つずつ違う言葉での祈りでした。
  • (1:28:58) ミサ説教。テーマは、『「保護者・守る人」としての聖ヨゼフの召命』でした。「親愛なる兄弟姉妹の皆さん、今日おとめマリアの浄配であり、全世界の教会の保護者である聖ヨセフの祭日に、ペトロの使徒職に着くミサを行えることを、主に感謝したいと思います。この偶然の一致は重要なものです。また今日は尊敬する前任者(ベネディクト16世[ヨセフ・ラッツィンガー])の霊名日でもありますので、謹んで名誉教皇ために、祈りと愛と感謝を捧げます。」「聖ヨゼフに、神の召し出しに答えるということはどういうことかを学び、『キリストを私たちの生活の中で守る』というキリスト者の召命を生きましょう」「「守る」という召命は、すべての人間、自然環境などすべての被造物、弱い立場にある人々など、すべての人に及びます。」「ペトロの後継者としての職務を行うに当たり、ペトロに与えた権力とは人びとへの奉仕です。」「私のために祈って下さい。」(ミサ説教 概要全文 [バチカン放送局(日)])
    ミサ説教
  • (2:04:50) 聖変化
    聖変化(ホスチア)
    聖変化(ぶどう酒)
  • (2:14:45) 聖体拝領。助祭たちと、500人の司祭によって、15万人の会衆にご聖体を授けます。
    黄色と白の傘が、司祭たちの居場所を示す目印です。
    聖体拝領
  • (2:34:05) 閉祭
    派遣の祝福
    退場前に、聖母子像に祈りを捧げられました。
    聖母子像とパパ様
  • (2:56:32) 各国代表との挨拶
ツイート

―― 以下は、ツイートの訳です。(訳・いつくしみセンター)

「私たちの人生のうちに、キリストのための場所をとりましょう。お互いに心に掛けあい、被造物の愛すべき管理者となりましょう。」

「真の力とは奉仕です。教皇はすべての人に仕えなければなりません。特に貧しい人、弱い人、傷ついている人に。」

動画(4時間)

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