フランシスコ教皇様の激動の半生を描く映画「ローマ法王になる日まで」が、来る2017年6月3日から日本で公開されます。
1960年代、ホルヘ・ベルゴリオ青年は司祭への道を歩み始めました。
しかし、3万人もの人びとが行方不明になったと言われる軍事独裁政権下で司祭として、イエズス会アルゼンチン管区長として、人びとと神に忠実に生きようとして苦悩します。大切な仲間や司祭、友人が次々苦難に遭う辛い日々を、ベルゴリオ神父は生きることになるのです……。
さっちゃん@いつくしみセンターが、一足お先に試写会に行ってきましたので、感想を分かち合いたいと思います。
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フランシスコ教皇様というと、親指を立ててニッコリ笑っている姿がすぐ目に浮かぶのですが、これまでの人生で出遭ってきた数々の苦難(特に軍事独裁政権下の苦しみ)がとても強く伝わってきて、もっとパパ様のためにお祈りしなければと思わされました。
アルゼンチンの近代史についてほぼ何も知らないので、映画を見るまでは「軍事独裁政権時代は大変だったらしい」という漠然としたことしか分かりませんでしたが、軍事独裁政権下で、それに反対する人びとが辛い弾圧を受けたり、無惨に殺されたりされた現実を知らされ、とても辛かったし、そういう人びとと共に――例えば抗議の勇士として――前線に出て戦うことのできない「司祭」という立場にあったパパ様は、非常に苦しかっただろうなと思います。どんな立場に立っても、どんな選択をしても誰かしらから非難や攻撃される状況を耐えるのは、本当に辛かったことでしょう。
それだけに、軍事独裁政権が終わり、神学を深めにドイツ留学をした際に「結び目を解く聖母マリア」のご絵に出会ったときの開放感、マリア様がすべての重荷を担い、受け入れ、問題という結び目を解(ほど)いて解決へと導いて下さると思ったときの安堵感、安らぎはどれほどのものだったでしょうか。
とはいえ、軍事独裁政権が終わっても、貧困などに困しむ人はなくならないわけで、悩みは尽きず、苦しみは終わらないのですが、「私たちの司祭だ」と思ってくれる人びとができて、少し報われてきたのではないかと思います。
教皇に選出されてしまって、喜ばしくはあるものの、より大きな荷物を抱え込まされてしまったのではと思ったり(^_^;) やっぱりパパ様のためにもっともっと祈らないといけないなと思わされました。
パパ様・フランシスコ教皇様についてもっとよく知り、より身近に感じられ、もっと好きになり、よりパパ様のためにお祈りしたくなる映画、是非ご覧になって下さい!
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【予告編】
【「ローマ法王になる日まで」公式サイト】
http://roma-houou.jp/
= 関連聖品 =
・ 結び目を解く聖母マリア お祈りカード [WEBショップ]
= 関連情報 =
・ Yahoo!映画 「ローマ法王になる日まで」 [Yahoo!映画]
・ 映画.com 「ローマ法王になる日まで」 [映画.com]
・ 現ローマ法王フランシスコの半生を映し出す、伝記映画の予告解禁 [映画ナタリー]
・ ロックスター法王の半生とは『ローマ法王になる日まで』予告解禁 [映画情報どっとこむ]
・ 「ローマ法王になる日まで」予告編公開 激動の半生つづった実話が映画に [クリスチャン・トゥデイ]
P.S.
映画のタイトルが「ローマ教皇」ではなく「ローマ法王」なのが気になる方々もおられることでしょう。
『日本のカトリック教会では「ローマ教皇」という呼称を正式に使うことは存じておりますが、「法王」としたことに関してはかなり議論を重ね、カトリック関係者の方にもご相談させていただいたりしながら、色々映画に込めたい意味や思いがあって「法王」とすることになりました。』(配給会社 株式会社ミモザフィルムズ 談)
ということでした。