フランシスコ会のプレゼピオ前での祈りで全免償

プレゼピオアシジの聖フランシスコがイタリア・グレッチョにご降誕のシーンを再現した馬小屋セット・プレゼピオを作ってから、今年はちょうど800年です。
これを記念して、「フランシスコ会の教会にあるプレゼピオ前で祈りを捧げることで全免償を得られる」との特別な承認が下りました。

免償とは、既に赦された罪についての償いを免除する、という恵みです。(『カトリック教会のカテキズム』1471)
自分自身についていただくことはもちろんですが、亡くなられた方にその恵みを譲ることができます。煉獄の霊魂のためにも、免償の恵みをいただくことができれば、素晴らしいですね。

今回の全免償の条件は以下のとおりです。

  1. 2023年12月8日(無原罪の聖マリアの祭日)~2024年2月2日(主の奉献の祝日)の間に、
    フランシスコ会
    (フランシスコ会、カプチン・フランシスコ会、コンベンツァル・フランシスコ会)の修道院や教会にあるプレゼピオの前で祈る。
  2. 全免償をいただくための通常の条件(ゆるしの秘跡、聖体拝領、教皇様の意向のための祈り)を満たす。(1.の前後10日間のうちに満たせばよい)

病気などのため身体的に教会訪問が難しい方は、自分の苦しみを主に捧げたり、「敬虔な行い」をしたりすることによって免償を受けることができます。

隠遁生活中だった聖フランシスコは、近隣に暮らす文盲の人にもご降誕の喜びが伝わるように、プレゼピオを作りました。現在その場所にはフランシスコ会修道院があるほか、近くには国際プレゼピオ博物館もできています。

2019年にはフランシスコ教皇様がグレッチョのフランシスコ会修道院を訪れ、世界で初めてプレゼピオが設置された洞窟(グロット)で祈りを捧げられました。
下の写真をクリックすると、訪問された際の様子を見ることができます。

2019年 フランシスコ教皇様グレッチョ訪問

2019年 フランシスコ教皇様グレッチョ訪問

= 参考情報 =
Catholics can receive a plenary indulgence by praying before a Nativity scene [CNA]
Indulgenza plenaria davanti al presepe [Basilica Papale e Sacro Convento di SAN FRANCESCO IN ASSISI]
Plenary Indulgence: 800 Years of Greccio [Secular Franciscan Order Australia]

= 関連聖品 =
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