10歳の聖ファウスティナによるミサの解説

ミサ

Photo by Josh Applegate on Unsplash

聖ファウスティナは、わずか10歳の時、妹のナタリアに「ミサ中に何が起こっているか」を説明したことがあります。それは誰かから聞いたのか、それとも自分の心に教えられたのか、今では分かりません。
しかし、妹のナタリアはその話を一生忘れませんでした。

庄司篤神父様(フランシスコ会)による要約と合わせて、どうぞ。

《聖ファウスティナによるミサの解説》

「神父様が行っていることをよく見なさい。
司祭が入堂するとき、イエス様はゲッセマネの園に行き、血の汗を流される。
司祭がミサを始めるとき、イエス様はお祈りになる。今、司祭は祭壇に接吻をする。それはユダが主に接吻をして、主をユダヤ人の手に引き渡すところ。司祭が祭壇の端に移るとき、イエス様は〔大祭司の舅の〕アンナスのところへ連れて行かれる。
『主よ、憐れみたまえ(キリエ・エレイソン)』の言葉が唱えられるとき、主はカイアファのところに、それからピラトのところに引き出されて、頬を打たれ、顔に唾を吐きかけられる。
司祭が指先を洗うとき、ピラトは手を洗う。司祭が祭壇のカリスから覆い〔パラ〕を取り除くとき、イエス様は鞭打ちの前に衣を剥ぎ取られる。司祭が静止して立つと、イエス様は鞭で打たれる。カリスにパラを置くとき、イエス様に茨の冠が被せられる。
司祭が御聖体を奉挙するとき、イエス様は十字架に釘付けられて挙げられる。司祭がホスチアを二つに割って、小片をカリスの中に入れると、イエス様は死ぬ。」
(『聖ファウスティナ 聖女の伝記』p.35)

《庄司篤神父様(フランシスコ会)による要約》

司祭の動作主イエスの御受難・御死去
入堂ゲッセマネの園で血の汗を流される
ミサを始めるお祈りになる
祭壇に接吻するユダの接吻→ユダヤ人に引き渡される
祭壇の端に移る大祭司の舅のアンナスのもとへ連行される
「主よ、憐みたまえ」(キリエ・エレイソン)[主よ、いつくしみを]大祭司のカイアファと総督ピラトの所へ→頬を打たれ、顔に唾を吐きかけられる
手を洗う手を洗ったピラトから死刑の宣告を受ける
カリスから覆い(パラ)を取り除く鞭打ちの前に衣を剥ぎ取られる
静かに立つ鞭で打たれる
カリスにパラを置く茨の冠を被せられる
御聖体を奉挙する十字架に釘付けられて上げられる
ホスチアを割って小片をカリスに入れる十字架上で死ぬ

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