【2014年7月4日バチカン (Zenit.org)】
バチカンはエクソシストの世界的団体に公的認可を与えました。
オッセルバトーレ・ロマーノ紙が7月3日に明らかにしたところによれば、国際エクソシスト協会(L’Associazione internazionale degli esorcisti)は、聖職者省から教会法上の認可を受けました。認可は2014年6月13日付です。
この団体は、30ヶ国、250名のエクソシストとして働く司祭からなっています。この団体は、もともとローマの著名なエクソシストであるガブリエル・アモース(ガブリエレ・アモルト)神父によって1991年9月4日にイタリアで設立され、1994年に国際的団体となりました。
アモース神父は何年も前からバチカンの助力を願い出ており、司教によるエクソシスト任命がまれであり、多くの人が必要な助けを得られずに離れてしまっていると非難していました。
団体代表のフランチェスコ・バモンテ神父は教皇庁からの公認について「メンバーだけの喜びではなく、全教会的にとっての喜びである」と述べています。
「神様はある司祭を悪魔を祓い、悪魔から解放するという価値ある使命に召し出し、謙遜と信仰、愛をもって、特定の霊的・司牧的ケアを必要とする人びとと共に歩み、解放の道をゆく人びとを助けて力づけ、彼らに希望を与えるのです」。
バモンテ神父は、「他の司祭たちが、しばしば無視されたり誤解されている、この印象的な現実に気づいて欲しい」と述べました。
「祓魔式(エクソシズム)は、苦しむ人びとを助ける、愛の一形態です。霊的・身体的ないつくしみの業であることは確かです。」
教皇フランシスコは、教皇位に就いてから、しばしば悪魔に言及されています。
また昨年2013年5月19日(聖霊降臨の祭日)、教皇様は4匹の悪魔に憑かれているという噂の男性に按手されました(右上の写真)。
バチカンは、これは公的な祓魔式ではないと否定しています。エクソシストは、「これは祓魔式ではないが、教皇様は『サタンからの解放の祈り』を唱えられた」と言っています。
= 関連書籍 =
- 『エクソシストは語る』 (ガブリエル・アモース神父著)
= 参考情報 =