
picture: 聖パンクラツィオ殉教者(ランバート・ザックス画)
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聖パンクラツィオ殉教者(289?-304)トルコ生まれ。
ローマ市民権を持つ貴族の両親のもとに生まれ、叔父に引き取られたのち、ローマに移り住み、そこで受洗した。
ディオクレティアヌス帝下の迫害で捕らえられる。年若い貴族の少年を惜しんだ皇帝に棄教を勧められるが、かえってローマの神々を批判したため、皇帝の怒りを買い、斬首されたという。
500年、聖シンマクス教皇は、その遺体を埋葬したカタコンベの上に、聖パンクラツィオを崇敬する教会を建てた。
「私が来たのは、羊が命を受けるため、しかも豊かに受けるためである。」(ヨハネ10・10)
その豊かな命は、主の聖心の深い愛から流れ出ているものです。
その流れに、しっかりと身を沈めることができますように。