
picture: アッシジの聖フランシスコの幻視(ホセ・デ・リベーラ画)
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アッシジの聖フランシスコ修道者(1182-1226)イタリア生まれ。
アッシジの裕福な家に生まれる。放蕩生活の後に回心してイエスに従うと決め、持ち物を貧しい人に与えて、福音に従った生活を始めた。
1209年に「小さき兄弟会」、後の「フランシスコ会」を創立。1224年には聖痕を受けたと言われる。
キリストのしもべとして、貧しくも愛に溢れる生涯を送った。
聖フランシスコが、何度か望みながらも自分は司祭叙階の栄誉に値しないのではないかと悩んでいた時、天使が現れた。天使は透明な水で満たされたガラスのフラスコを手に持ち、「よいか、フランシスコ、キリストの御体と御血を聖別せんと欲する者は、この水のように純粋でなければならない」と言った。これを聞いた聖フランシスコは、自分はそのような完全性に到達することはないと謙虚に考え、司祭職を諦めたという。(ヤコブス・デ・ウォラギネ『黄金伝説』より)
「幼子のような者にお示しになりました。そうです、父よ、これは御心に適うことでした。」(ルカ10・21)
喜びに溢れて御父を賛美するイエスの御言葉に耳を傾けます。そこにある真の生き方への招きを見出せますように。
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