【CNS バチカン 2013年10月24日】
枢機卿ホルヘ・マリオ・ベルゴリオは、2013年3月に行われたコンクラーベが終わって、アルゼンチンに帰ったら、イタリア映画『 ローマ法王の休日 』を見る予定でした。ところがその予定はダメになってしまいました。なにしろ、自身が教皇に選ばれてしまったのですから。
アルゼンチン・ブエノスアイレスに2005年に設立されたカトリックテレビ局「カナル21」取締役フリオ・リモルディが、先週バチカンのオッセールヴァトーレ・ロマーノ紙に、次のように明かしました。
教皇フランシスコは映画好きで知られています。イタリア生まれの両親と一緒に映画を見て育ったパパ様は、イタリア映画(特にフェデリコ・フェリーニとロベルト・ロッセリーニの作品)の大ファンです。
残念ながらブエノスアイレス大司教時代、映画を見る時間は殆どありませんでした。
「家にテレビがなく、自由な時間には祈りと読書、音楽鑑賞をするのが好きでした」と、リモルディは述べています。
当時ベルゴリオ枢機卿は、モノクロの古典映画と、「 ライフ・イズ・ビューティフル 」のような最近の映画のDVDの山をプレゼントされていました。枢機卿はリモルディにDVDを見るためにいつスタジオに行ったらいいか、と尋ねていましたが、あまりに忙しかったためそれは実現せず、DVDは開封されないままでした。
コンクラーベに出かける前に枢機卿が最後に受け取ったDVDが、2011年の映画『 ローマ法王の休日 』(原題: Habemus Papam )でした。
コンクラーベから帰ったらしばらく仕事が少ないだろうから、それを見ようと楽しみにしていたそうですが、(オッセルヴァトーレ・ロマーノ紙曰く)「聖霊は違うことを望まれた」のでした。
パパ様には、今度のクリスマス休暇にでも映画鑑賞を楽しんでいただきたいです[E:note]
(参照記事: Oh, the irony: Bergoglio planned to watch ‘Habemus Papam’ film at home after conclave [CNS])
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