picture: ダマスコの聖ヨハネと聖コスマ(『バシレイオス2世のメノロギオン(聖人暦)』[11世紀のビザンティン写本]より)
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ダマスコの聖ヨハネ(676?-749)シリア・ダマスコ生まれ。
父はキリスト者だったが、一帯を治めるイスラム教徒の好意を得て、総督を務めていた。学問を修めた後、父の跡を継いでダマスコ総督となる。
奸計にかかり、東ローマ帝国皇帝と内通したとの無実の罪に問われ、職位剥奪の上、右手を切り落とされた(聖母に祈ったところ、右手が生えてきたという)。
後日無実と分かるも、今後は神に仕えるとの志固く、エルサレム近郊の修道院に入った。
イコン等聖画を偶像礼拝だとする思想に対して、聖画を擁護する論陣を張った。また多くの神学的著作を著し、聖歌を作曲した。
東方教会の「聖トマス・アクィナス」と呼ばれる。
「主はこの山で、すべての民の顔を包んでいた布と、すべての国を覆っていた布を滅ぼし、死を永久に滅ぼしてくださる。」(イザヤ25・7,8)
すべての悲しみから私たちを救って下さる方、その方の到来を心からの喜びをもって迎える準備を整えられますように。