picture: 大聖ヤコブへの聖母の出現（ニコラ・プッサン画）
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使徒聖ヤコブ(?-42?)
12使徒の一人。ゼベダイの子のヤコブ、大聖ヤコブと呼ばれる。使徒聖ヨハネ福音記者の兄弟。
パレスチナ王ヘロデ・アグリッパの迫害の際に捕えられ、斬首された。
9世紀にスペインでその墓が奇跡的に発見されたとされ、その地、サンティアゴ・デ・コンポステーラは、キリスト教の最も重要な巡礼地の一つとなっている。
ある伝説によると、大聖ヤコブがスペインで宣教していた時のこと。
サラゴサ近くのエブロ川の岸辺で、天使を連れた聖母マリアが大理石の円柱の上に出現されたという。信者が増えないと悩んでいた大聖ヤコブに、聖母はこれから多くの信者が生まれ、その信仰はこの柱のように強固なものとなると励まされました。そして、柱とご自身の彫像を与え、信じる者たちに祝福を与え続けることを約束されたのだった。
「一番上になりたい者は、皆の僕になりなさい。」（マタイ20・27）
目立たないところで皆を支えたり、さりげなくサポートする縁の下の力持ち。神様の目にはきっと光輝いて見えることでしょう。
その小さな人の心と行いに、倣うことができますように。