シエナの聖カタリナおとめ教会博士(1347-1380)イタリア生まれ。
ドミニコ会第3会員。教会内の分裂、ペストの流行、教皇のフランス・アヴィニョン捕囚など困難な時代を生きた。苦しむ人びとのために献身的に働くと共に、イタリア諸都市間の平和、教会内の平和のために働いた。また、教皇のローマ帰還に大きな役割を果たした。
キリストとの神秘的な交わりに生き、人の目には見えない聖痕を受けていたという。『対話』など優れた霊的著作を遺した。
1970年、アビラの聖テレジアとほぼ同時期に「教会博士」の称号を与えられた。
「主よ、私たちはだれのところへ行きましょうか。あなたは永遠の命の言葉を持っておられます。」(ヨハネ6・68)
どのような時にも主のもとに留まる決意を新たにすることができますように。