聖体礼拝は最近あまり行われなくなってきたように感じられます。ですが、教皇庁聖職者省では、特に司祭のために「聖体礼拝」をして欲しいと2007年に『書簡 聖体礼拝への招き』を発布しています。
来る6月26日は「キリストの聖体の祭日」です。あまりに毎回当然のように行われるため忘れてしまいがちですが、祭壇の上で、パンがご聖体に変化するというこの聖なる奇跡。私たちの心を養い育てるために、主ご自身が来て下さるというこの愛の秘跡は、なんと素晴らしいものでしょうか。
しかし、
主がどれだけ私たちのためにいらっしゃりたいと願われても、司祭がいなければミサは、聖変化は起こりえません。叙階されたものだけに与えられているこの権能を称え、主が与えられた召命を生きる司祭たちを励まし、その道を継ぐ豊かな召命を私たちの中から生み出すために、私たちは今特に大きな祈りを捧げる必要があるのではないでしょうか。
ご聖体を前に、心を一つにして祈りたいものですね。
多くの実例をもって、男女を問わず母性的な愛を持って司祭を支える祈りの必要を説く本書『書簡 聖体礼拝への招き ~司祭の聖化を霊的母性をもって祈る~』(教皇庁聖職者省発布 濱田了神父[フランシスコ会]訳 エンデルレ書店・いつくしみセンター共同出版)を、この機会にぜひご一読・ご再読いただければと思います。
この書簡に挙げられている人びと:
- 教皇ベネディクト16世
- (現・福者)教皇ヨハネ・パウロ2世
- 聖アウグスティヌス
- ニコラウス・クザーヌス枢機卿
- エリザ・ヴォーガン
- 福者マリア・デルウィル・マーティニー
- 神のしもべ ルイーズ・マルグリット・デ・ラ・トゥシュ
- ル・モンフェラート村の母たち
- 福者アレッサンドリーナ・ダ・コスタ
- 神のしもべ コンソラータ・ベトローネ
- ベルタ・プティ
- 尊者メキシコのコンチータ
- ヴィルヘルム・エマヌエル・ケッテラー
- リジューの聖テレーズ
- 福者クレメンス・アウグスト・フォン・ガーレン枢機卿
- 尊者教皇ヨハネ・パウロ1世
- アンナ・スタング