パパ様の好きなもの

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シャガール画「白い磔刑」が使われている本の表紙

2010年に出版されたパパ様のインタビュー本『El Jesuita』(『イエズス会士』)が、『Pope Francis: Conversations with Jorge Bergoglio』と改題されて英語で出版されます。このインタビューは、ブエノスアイレスの大司教ホルヘ・ベルゴリオとして受けられ、枢機卿となることが決まっている時期に行われました。

このインタビューの中で、パパ様は様々な好きなものを明かしておられます。

(原文記事: Homebody, soccer fan, tango-lover — some papal pastimes revealed

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[E:mobaq] 好きなスポーツ
若いころはバスケットをしていました。やがて、サッカー観戦が大好きになり、家族ぐるみで気に入ったサッカーチーム「サン・ロレンソ」を応援しに行きました。

[E:mobaq] 好きな町
住んだことのある場所が好きです。ブエノスアイレスが好きです。ラテン・アメリカや、英語を上達させようと行ったアイルランドを含むヨーロッパの一部も訪れたことがあります。
でも、できれば旅行はしたくないのです。家にいるのが好きで、すぐホームシックになってしまうものですから。

[E:mobaq] 情報入手方法
新聞です。ラジオはクラシック曲を聞く時だけつけます。
75歳で引退された先代のブエノスアイレスの枢機卿がなさっていたように、インターネットを使い始めなければならないでしょうね。

[E:mobaq] 好きな移動手段
地下鉄です。だって早いですから。
でも、可能ならバスで行く方が好きです。外が見えますからね。

[E:mobaq] 趣味
少年時代は切手収集でした。今は読書と音楽鑑賞です。

[E:mobaq] 好きな作家と著作
ヘルダーリン(訳注・19世紀のドイツ人詩人)を敬愛しています。
アレッサンドロ・マンゾーニの『いいなづけ』(訳注・邦訳は、河出文庫)が好きで、少なくとも4回は読み返しました。
ダンテの『神曲』も好きです。
フョードル・ドストエフスキーと、アルゼンチンの作家ホルヘ・ルイス・ボルヘスのものは、どれも好きです。ボルヘスは不可知論者でしたが、母親との約束を守って毎晩「主の祈り」を唱えており、「宗教的安らぎ」を感じながら亡くなりました。

[E:mobaq] 好きな音楽
ベートーヴェンの「レオノーレ」序曲第3番で、晩年のフルトヴェングラー指揮によるもの。
私見ですが、ベートーヴェンの交響曲やワグナーの作品の指揮者としては、一番だと思います。

[E:mobaq] 好きなダンス
タンゴが大好きです。内側から湧き出てくる時があるほどです。若いころは、タンゴ以上にミロンガが好きでした。(訳注・ミロンガは、タンゴの古い形式で、より早いリズムで踊られます)

[E:mobaq] 好きな映画
バベットの晩餐会です。固く拒否され、幸せとは何かを知らない人びとが変わっていく様を見せてくれるからです。素晴らしい料理が、愛することへの恐れから解放してゆきます。
また、イタリアのネオリアリズモ映画も好きです。第2次世界大戦の影響で、社会や経済、倫理の問題を直視する映画です。最近は映画を見に行く時間がありません。

[E:mobaq] 好きな絵画
マルク・シャガールの「白い磔刑」です(訳注・上の画像の本のカバーに使われています。 © Willis Barnstone / Wikimedia Commons)。残酷な場面ではなく、むしろ希望に満ちています。苦痛が静けさに満たされているように見えます。シャガールの作品で最も美しいもののひとつだと思います。

[E:mobaq] 好きな人
祖母ロサです。小さい時面倒を見てくれ、最初にイタリア語を教え、深い宗教感覚を伝えてくれました。

[E:mobaq] 頼りにしている聖人
リジューの聖テレーズです。本棚に置いた写真の前に、その前に白バラを挿した花瓶を置いています。何か問題があると聖テレーズにお願いします。その問題を解決してくれるよう頼むのではなく、その問題を御手に捧げ、私が受け入れるのを助けて下さるようにお願いするのです。

[E:mobaq] 好きな徳
愛徳です。隣人に穏やかに近づく余裕を持てるように。柔和さも私を非常に惹きつけます! いつも神に柔和な心を与えて下さるよう祈っています。

[E:mobaq] 避けている悪徳
もっとも拒否すべき悪徳はです。大きな打撃となります。犯してしまった時には、とても恥ずかしく思い、神様に赦して下さるよう願います。他の誰にも赦す権利はありませんから。

[E:mobaq] 思いがけないアナウンスがあった時どう対応するか
固まってしまうでしょうね。(原注・教皇に選出され、教皇宮殿のバルコニーに現れた際、多くの人がパパ様がぎこちなく見えたことを思いだすことでしょう。)良いことであれ悪いことであれ、思いがけないことが起きると、呆然としてしまいます。

[E:mobaq] 火事の時に持って逃げるものは
聖務日課と、連絡先住所や電話番号を書き込んでいる予約帳です。それがなくなったらまさに災害です。

聖務日課には愛着があります。朝最初に開き、寝る前に最後に閉じるものですから。

またページの間に祖母の手紙や遺言状が挟んであります。その中で祖母は、「悲しみや困難、失望の時には、ご聖櫃の前に行きなさい。そこには最も偉大で最も尊い、迫害された方がおられます。また、十字架の下におられる聖母のところに行きなさい。最も深く、最も辛い傷に、主イエスや聖母マリアは慰めの涙を注いで下さることでしょう」と書いています。

(訳・いつくしみセンター)
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この本は邦訳されるのでしょうか? ちょっと読んでみたいです。




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