昨日10月28日は聖シモン・聖ユダ使徒の祝日でした。聖ユダ(タダイ、タデオとも呼ばれます)といえば、「絶望の淵にいる人の保護の聖人」といわれますが、「イエスの御顔が写った聖顔布を掲げたご絵」でも知られています。
十字架の道行の途上でヴェロニカが主イエスの顔を布で拭ったところ、その布にイエスの顔が写ったという伝承がありますが、この布が「聖顔布」です。この聖顔布と聖ユダにはどのような関わりがあるのでしょうか?
3世紀に “教会史の父” と呼ばれるエウセビオスによって書かれた書物に、次のようなエピソードが記されています。
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エデッサ(トルコ東部)を統治していたアブガル王は、重い皮膚病を患い苦しんでいました。王はイエスの評判を聞いて使者を送り、自分を癒やすためにエデッサに来てくれるように頼みました。
イエスは、「今は行けないが、すべてが成就したあと、使徒を遣わそう」と約束されました。
その後、使徒聖ユダがイエスの顔が写された聖顔布を王のところに持って行き、王を癒やしたのです。
聖ユダは福音を告げると、王と多くの民は回心して福音を信じるようになりました。
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聖ユダはエデッサに教会を開いたのち、アルメニアと中近東の一部に福音を宣べ伝え、ペルシャで聖シモンと共に殉教したと言われています。
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