パードレ・ピオ記念行列 in ローマ

去る9月23日は、パードレ・ピオ(ピエトレルチーナの聖ピオ神父)の記念日でした(1968年帰天。1999年列福。2002年列聖)。
この日イタリア・ローマでは、パードレ・ピオのご像を載せたお御輿を担ぎ、市内のサン・サルヴァトーレ教会からナヴォナ広場まで、祈り(おそらくロザリオ)を唱えながら歩く「パードレ・ピオ記念行列」が行われたそうです。
このご像の台座に収められているパードレ・ピオの「聖遺物」を動画の最後にちらっと見ることができます。

パードレ・ピオ(ピオ神父)は、1887年イタリア南部のピエトレルチーナに生まれ、カプチン・フランシスコ修道会に入会して司祭となりました。生涯の大部分をサン・ジョバンニ・ロトンドの修道院で暮らし、今もそこに眠っています。

優れた聴罪司祭として信者たちの霊的指導を行い、また「苦難救助の家」を建てて病者や貧しい人びとを助けました。

聖痕を受けたことでも知られ、人の隠れた思いを読んだり、複数の場所に同時に存在する能力(バイロケーション)によって人を助けたりという奇跡も行いました。

悪魔によって苦しんだこともありました。
また嫉妬や無理解などによる中傷を受け、ミサを行う権利を停止された時もありましたが、バチカンの命令には従順をもって応えました。
そのため、生前から「聖人」との呼び声が高かったのです。

今でもサン・ジョバンニ・ロトンドには世界各国から巡礼者たちがやって来ています。
祈りのイベントに参加した方々の祈り、そしてもちろん私たちが捧げる祈りも、パードレ・ピオが天で取り次いで下さっていることでしょう。

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