イエスの聖心の信心 12の約束


イエスの聖心「聖心(みこころ)の月」と呼ばれる6月も今日(2011年6月30日)で最終日ですが、「イエスの聖心の祭日」は今年は明日7月1日になります。(ちなみに、7月2日は聖母の御心の記念日になります)

そこで、イエスの聖心の信心について、再確認してみたいと思います。

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それ以前にもイエスの聖心に対する信心はありましたが、特に一般に広がるようになったきっかけは、フランスはパレ・ル・モニアルにある聖母訪問会*の修道女だった聖マルガリタ・マリア・アラコック(1647~1690)への主イエスのご出現でした。

* 日本にある聖母訪問会とは同名ながら別の修道会です。

1675年6月16日聖女にご出現になった主は、ご自分の人類への愛に燃える聖心を指し示されました。
この聖心には槍に刺し貫かれた傷があり、茨の冠で囲まれています。またその上には十字架が立っています。

人類への愛に燃える聖心

主は、聖心に対する人類の忘恩を償う聖体拝領をするよう望まれました。そしてまた、聖心の祝日を定めて欲しいとも望まれたのです(このお望みは、1856年に教皇ピオ9世によって実現されました)。

主イエスは、「聖心の信心」を大切にする者に対して「12の恵み」を約束する、と聖マルガリタ・マリア・アラコックに告げられました。

  1. 職務を忠実に行うために必要なすべての恵みを与えよう。
  2. 家庭に平安を与えよう。
  3. 苦しい時、慰めを与えよう。
  4. 一生の間、特に臨終の時に確かなよりどころとなろう。
  5. すべての事業の上に豊かな祝福を注ごう。
  6. 罪人は聖心のうちに、憐れみの源と限りない大海を見出すだろう。
  7. 信仰のにぶい人は熱心になるだろう。
  8. 熱心な人は高い完徳にすすむだろう。
  9. 私の姿を公に飾って崇敬するすべての場所を祝福しよう。
  10. 救霊のために働く人びとに、もっともかたくなな心を感動させる力を与えよう。
  11. この信心を広める人びとの名は、聖心に書き記され、けっして消え去ることはないだろう。
  12. 9か月連続して初金曜日に聖体を拝領する人は、最期の時に痛悔の恵みを与える。苦しむことなく、秘跡なしに死を迎えることなく、聖心が最期の時の避難所となる。

このように主が与えたいと望まれている恵みを受けるためには、私たちの心構えが必要とされています(カトリック浜松教会の教会報「交わり COMMUNION」6月号から、許可を得て引用)。

  • イエス・キリストとその聖心、つまり、神聖ないつくしみと赦し、恩恵と祝福への真の愛。
  • 聖なる秘跡に対する特別な尊敬と礼拝。
  • イエス・キリストへの無関心、忘恩また、決してイエス・キリストのことを考えず、無頓着に、軽々しくミサに与り、聖体礼拝もしない罪深い人びとのために、償いをしたいという願望。

この3点を念頭において、主の聖心を礼拝したいと思います。

聖心の祭日である2011年7月1日には、司祭のために祈る「ワールド・ロザリオ・リレー」が行われます( http://www.worldpriestday.com/ )。すべての神父様の上に、神様の恵みが豊かに注がれますように。

また今年2011年10月6~11日には、パレ・ル・モニアル「第1回 聖心世界大会」が開催されます。よい大会となるよう祈りたいですね。

<聖心の信心に関する参考書籍>
  


2 件のコメント on “イエスの聖心の信心 12の約束

  1. Stella

    いつも素晴らしい記事を感謝します!
    この記事の中の、「いつくしみ深いイエズスの聖心」
    の聖画は、カトリック教会の売店にありません
    いつくしみセンター様のところで販売されるご予定は
    ありませんか?(期待をこめて❤)

  2. さっちゃん@いつくしみセンター

    Stella さま
    私もこのご絵大好きです[E:note]
    いつの日か販売できるといいですねー。どこかで扱ってないかな?

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