今回は、イエスの聖心の信心について、再確認してみたいと思います。
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それ以前にもイエスの聖心に対する信心はありましたが、特に一般に広がるようになったきっかけは、フランスはパレ・ル・モニアルにある聖母訪問会*の修道女だった聖マルガリタ・マリア・アラコック(1647~1690)への主イエスのご出現でした。
* 日本にある聖母訪問会とは同名ながら別の修道会です。
1675年6月16日聖女にご出現になった主は、ご自分の人類への愛に燃える聖心を指し示されました。
この聖心には槍に刺し貫かれた傷があり、茨の冠で囲まれています。またその上には十字架が立っています。
主は、聖心に対する人類の忘恩を償う聖体拝領をするよう望まれました。そしてまた、聖心の祝日を定めて欲しいとも望まれたのです(このお望みは、1856年に教皇ピオ9世によって実現されました)。
主イエスは、「聖心の信心」を大切にする者に対して「12の恵み」を約束する、と聖マルガリタ・マリア・アラコックに告げられました。
- 職務を忠実に行うために必要なすべての恵みを与えよう。
- 家庭に平安を与えよう。
- 苦しい時、慰めを与えよう。
- 一生の間、特に臨終の時に確かなよりどころとなろう。
- すべての事業の上に豊かな祝福を注ごう。
- 罪人は聖心のうちに、憐れみの源と限りない大海を見出すだろう。
- 信仰のにぶい人は熱心になるだろう。
- 熱心な人は高い完徳にすすむだろう。
- 私の姿を公に飾って崇敬するすべての場所を祝福しよう。
- 救霊のために働く人びとに、もっともかたくなな心を感動させる力を与えよう。
- この信心を広める人びとの名は、聖心に書き記され、けっして消え去ることはないだろう。
- 9か月連続して初金曜日に聖体を拝領する人は、最期の時に痛悔の恵みを与える。苦しむことなく、秘跡なしに死を迎えることなく、聖心が最期の時の避難所となる。
このように主が与えたいと望まれている恵みを受けるためには、私たちの心構えが必要とされています(カトリック浜松教会の教会報「交わり COMMUNION」2011年6月号から、許可を得て引用)。
- イエス・キリストとその聖心、つまり、神聖ないつくしみと赦し、恩恵と祝福への真の愛。
- 聖なる秘跡に対する特別な尊敬と礼拝。
- イエス・キリストへの無関心、忘恩また、決してイエス・キリストのことを考えず、無頓着に、軽々しくミサに与り、聖体礼拝もしない罪深い人びとのために、償いをしたいという願望。
この3点を念頭において、主の聖心を礼拝したいと思います。
= 関連聖品(WEBショップより) =
・ イエスの聖心/マリアの御心 表裏メダイ [WEBショップ]
<聖心の信心に関する参考書籍>
『み心の信心のすすめ』
いつも素晴らしい記事を感謝します!
この記事の中の、「いつくしみ深いイエズスの聖心」
の聖画は、カトリック教会の売店にありません
いつくしみセンター様のところで販売されるご予定は
ありませんか?(期待をこめて❤)
Stella さま
私もこのご絵大好きです[E:note]
いつの日か販売できるといいですねー。どこかで扱ってないかな?