新教皇フランシスコの第一声は、バチカンのバルコニーから全世界に送られました。
以下はその全文です。
1:16:47 新教皇登場
1:24:15-1:25:43 教皇祝福「Urbi et Orbi ―― ウルビ・エト・オルビ(ローマと全世界へ)」
兄弟姉妹の皆さん、こんばんは。
皆さんがご存知のように、コンクラーベの務めはローマ司教(教皇)を選ぶことです。兄弟である枢機卿方は、地の果てまで探しに行ったようです。今私はここにおります。私を歓迎して下さったローマ教区共同体の皆様、ありがとうございます。
まずはじめに、名誉教皇ベネディクト16世のために祈りたいと思います。名誉教皇を主が祝福し、聖母が守って下さるように一緒に祈りましょう。
(主の祈り、アヴェ・マリアの祈り、栄唱)
さあ旅を始めましょう、司教と信者の皆様。このローマ教会の旅は、愛によって全教会を統治するもの、兄弟愛とお互いへの信頼に満ちた旅です。常に相手のために祈りましょう。兄弟としての偉大な感覚を持つよう、全世界のために祈りましょう。わたしを補佐するここにおいでのローマ教区教皇代理司教の枢機卿とともに、今日始まる教会のこの旅がこの美しい街の福音に実りをもたらすものとなりますように願います。
これより祝福を送りたいと思います。
ですが、まずお願いがあります。教皇祝福に先立ち、私のために主に祝福を祈って下さい。それは、司牧者のための民の祈りです。沈黙のうちに、私のための祈りを唱えて下さい。
(助祭職階の首席枢機卿トーラン枢機卿によるアナウンス「すべての人、ラジオを聞いている人、テレビを見ている人、新しい方法でコミュニケーションしている人に、教会の定めた規定に従い、全免償が与えられます。全能の神が教皇を守られ、教皇が教会をこれからの長い年月導かれますように。また、普遍教会に平和をもたらしますように。」)
(そのすぐ後に、教皇フランシスコ1世は、最初の教皇祝福「Urbi et Orbi ―― ウルビ・エト・オルビ(ローマと全世界へ)」を送られました。)
これから、皆さんと全世界に、すべての善意の男女に、祝福を送ります。
兄弟姉妹の皆さん、これにて退場いたします。歓迎して下さってありがとう。私のためにお祈り下さい。またすぐにお会いしましょう。ほんとうにすぐに。
明日、ローマを守って下さるよう聖母に祈りたいと思っています。
お休みなさい。よく眠って下さい。
(原文: Pope Francis: his first words )
= 関連情報(2013/03/14 14:50) =
- 新教皇フランシスコの経歴紹介(追記あり)
- 【速報】新教皇フランシスコ [いつくしみセンターブログ]
= 追記(2013/03/14 17:20) =
教皇名ですが、「フランシスコ1世」ではなく「フランシスコ」のみ、だということです。
後世において、同じ「フランシスコ」を教皇名として選ぶ人が出た場合、「1世」を付けて呼ばれることになります。
そのため、ブログ記事のタイトル・記事において、「新教皇フランシスコ1世」から「新教皇フランシスコ」に変更致しました。