2012年10月3日教皇ベネディクト16世は、特別年「信仰年」を1週間後に控えた10月4日にロレートに巡礼されることを発表なさいました。これは、巡礼出発前日である10月3日サン・ピエトロ広場での一般謁見において自ら発表されたものです。
教皇ベネディクト16世が、教皇としてロレートを巡礼されるのはこれで2回目となります。(枢機卿時代には7回巡礼されています)
イタリアの有名な聖母巡礼地であるロレートには、その大聖堂の内部には、ナザレの聖母マリアの家族が暮らし、そこで聖母マリアが受胎告知を受けたと伝えられる家、「サンタ・カーザ」(聖なる家)が保存されています。
ロレートには、50年前1962年10月4日、福者教皇ヨハネ23世が聖母に第2バチカン公会議を委ねるため、やはりその公会議開催1週間前に巡礼されたことがあります。
今回のロレート巡礼は、準備中の重要な教会行事である「信仰年」と、“新しい福音宣教”をテーマに行われる「シノドス(世界代表司教会議・10月7日~28日)」を神の御母に委ねるためのもので、日帰りの予定です。
教皇様は一般謁見の中で、第2バチカン公会議50周年の記念行事として間もなく開催される特別年「信仰年」と「新しい福音宣教をめぐるシノドス(世界代表司教会議)」が有意義なものとなるよう、また、教会が現代の人びとに福音を告げる使命に邁進できるよう、聖母のご保護を共に祈って欲しいと私たちに願われました。
教皇様のご意向に従って祈りを捧げたいと思います。
巡礼の様子は(ドイツ語動画ですが)こちらの動画で見ることができます。
= 関連聖品 =
・ ロレートの聖母のメダイ [いつくしみセンターWEBショップ]
= 関連記事 =
・ バチカン放送局 「 教皇、4日にロレート巡礼、第2バチカン公会議開催50年を記念し」 (日本語)
・ オッセルバトーレ・ロマーノ紙 「Towards the Year of Faith and the Synod」(英語)
= 追記(2012/10/05 9:50) =
巡礼の2012/10/04を過ぎましたので、タイトルを過去形に変更致しました。