教皇フランシスコ、今年3度目の予定キャンセル


2014年6月27日(金)、パパ様・教皇フランシスコは、ローマの聖心大学とジェメリ病院への訪問を、体調不良のため延期されることを、訪問直前に決められました。
今年に入ってから、パパ様が予定をキャンセルされるのはこれで3度目となります。

教皇庁広報部ロンバルディ報道官によると、「急な軽い不調のため」だとのことです。

既に、病院のスタッフ、患者とその家族は、既に病院ロビーでパパ様の到着を待っていました。パパ様のためのマイクも準備済みでした。
また、パパ様の司牧訪問に同行することの多い警備部のトップであるドメニコ・ジャンニ氏を始めとするバチカンの役人たち、バチカンの新聞の写真担当官も待機していました。

数時間後、ロンバルディ報道官は会見を開き、「今日はパパ様は自室におられます。」と述べ、病院訪問は、再度日程調整となることを説明されました。また、29日(日)聖ペトロ・聖パウロの祭日のミサを含めて、週末2日間のスケジュールは予定通り行われると発表しました。毎年このミサで、パパ様はパリウムを新しい大司教に授与することが恒例となっています。

訪問をキャンセルされたパパ様に代わり、聖心大学でのミサはスコラ枢機卿が司式し、パパ様が用意されていた説教を代読しました。
お説教の要点は、『イエスの聖心は、神の信じる者に対する限りない愛の印でありシンボルである』ということでした。

パパ様は今年何度かスケジュールを中止や延期なさっています。
2月、ローマ大神学院訪問を直前キャンセル。
5月18日には、ローマ郊外の「神の愛の大聖堂」訪問を、同5月24日~26日の聖地巡礼前にお体を休めるために、と、取り止められました(これは体調不良ではありません)。
6月6日には、体調不良のため、予定の殆どをキャンセルされています。

(なお、昨年12月にも、ミラノのスコラ枢機卿と会い、2015年のミラノ万博の打ち合わせをされる予定をキャンセルされたことがあります。)

また、6月19日(木)のキリストの聖体の祭日に、2つの大聖堂間を1マイル(約1.6km)にわたって聖体を顕示して行列する聖体行列を、「長い距離を歩くのは難しい」として、サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂でのミサ司式後、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂で聖体行列を待ち受ける形で行われています。

教皇になられてから精力的に活動されて、お疲れが溜まっているのでしょうか? どうぞパパ様が早く回復されますように、心から祈りたいと思います。

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