2013年3月27日(水)、教皇フランシスコは初めて一般謁見を行われました。
サン・ピエトロ広場には約15,000人が集まり、そのうち約3分の1はオプス・デイ系大学からの巡礼者だそうです。
初めての一般謁見は「兄弟姉妹の皆さん、こんにちは!」という笑顔に満ちたパパ様の第一声で始まりました。
一般謁見での演説の要旨と、動画、配信されたツイート(ツイッターへの投稿)をご紹介致します。
- ● 一般謁見での演説の要旨(パパ様の演説に続いて英語で発表された演説要旨の全文)
- 受難の主日(枝の主日)から典礼暦の中心である聖週間が始まりました。それはすべての男女に対する最も力強い神の愛のご計画が示された偉大な典礼を記念する時です。
イエスは、ご自身を与え尽くすために、エルサレムに入城されます。その御体と御血を与えて下さり、いつも私たちと共にいると約束されます。イエスは御父の意志に従って、自らご自分を死に渡され、それによってどれほど私たちを愛しておられるかを表されました。その足跡に続くように、私たちは招かれています。この聖週間に、私たちは自分の殻から出て、思いやりを受けたいと望み、安心と助けを必要としている他の人の求めに応えるよう、呼びかけられています。
決して囲いから迷い出ない99匹の羊がいる安全地帯に留まっていてはなりません。どれほど遠くへ迷い込んでいるとしても、1匹の迷子の羊を捜すために、外に出なければならないのです。キリストと共に。
聖週間は単なる悲しみの時ではなく、むしろ、考え、行動しながら、キリストの道に入る時でもあるのです。それは主からの恵みの時です。
ですから、私たちは単調だったり機械的だったりする信仰生活を乗り越えて、心や生活、教会、活動、団体の扉を開き、他の人びとを捜しに行くのです。彼らにキリストにおける信仰の光や喜びをもたらすために。(英語を話す人びとに向けて)
この聖週間の精神の中に十分に入り込んで下さい。イエスの足跡に従い、出会うすべての人にイエスの愛の光をもたらすために。
よいご復活を! - ● 動画
- ● ツイート
Being with Jesus demands that we go out from ourselves, and from living a tired and habitual faith
— Pope Francisさん (@Pontifex) 2013年3月27日
To experience Holy Week is to enter more and more into God’s logic of love and self-giving
— Pope Francisさん (@Pontifex) 2013年3月27日
―― 以下は、ツイートの訳です。(訳・いつくしみセンター)
「イエスと共にあるなら、自分自身から、また、怠惰で習慣的な信仰から抜け出すようにと求められます。」
「聖週間を体験するとは、神の愛の理(ことわり)とご自身を与える姿に、もっともっと分け入ってゆくことです。」