記事のタイトルだけを見て(パパ様、足を怪我されたのかしら? ご病気なのかな?)と、ちょっとドキリとしたのですが、体調がお悪いわけではないそうで、安心しました[E:happy01]
photo © Paul Haring
現在84歳の教皇様は、お体への負担を減らすため、今後大きな行事の際にはこの台車を使われます。
16日サン・ピエトロ大聖堂でのミサの際、教皇ベネディクト16世は初めてこの台車を使われ、特製台車の手すりを片手で掴みながら入堂されました。係りが押す台車はゆっくりと中央通路を進みました。
これは教皇様の健康状態に不安があるわけではなく、「負担を軽減するため」だとバチカン広報局長のフェデリコ・ロンバルディ神父(イエズス会)は述べています。
続くミサの間、教皇様はいつものように祭壇の周りを動かれたり、階段を何の問題もなく登られました。
この台車は先の福者教皇ヨハネ・パウロ2世が、その晩年、教皇専用自動車が入れないところを通るために使われたものです。
これを使うと通路の途中で立ち止まったり、通路際の人びとに挨拶をするために立ち止まることはできません。少し高い台車に立っておられることにより、教会に詰めかける何千という巡礼者からは見やすくなる面があります。
この日教皇様は「教皇庁新福音化推進評議会主催の第1回国際会議」の主要参加者と閉会ミサを執り行われました。その中で、教会に宣教の熱意を促すため、2012年10月から特別年「信仰年」とすることを発表されました。
(訳:いつくしみセンター)