聖トマは後に、インドに行って宣教活動をしたと伝えられる。
インド南東部のマイラポールで殉教したといわれ、聖トマを刺した槍の穂先とその骨の一部が聖遺物として残されている。その後、遺体が7月3日にシリアに運ばれたことから、この日が記念日として祝われるようになったという。
「トマスは答えて、『私の主、私の神よ』と言った。」(ヨハネ20・28)
この時信じる者となった聖トマは、それ以後、確固たる信仰を生きたことでしょう。
ひとたび信仰の道を歩み始めた私たちが、最後まで歩み切れるよう、聖トマの取次ぎを願いたいと思います。