2013年3月23日、教皇フランシスコは、カステル・ガンドルフォにおられる名誉教皇ベネディクト16世のもとを訪れ、45分間にわたってお話をなさいました。
バチカンからヘリコプターで約20分、パパ様は12:15にカステル・ガンドルフォのヘリポートに到着されました。
ヘリコプターから下りるパパ様にベネディクト16世が近寄られ、互いに抱き合いました。
お二人は共に白いカソック服姿。ただ、ベネディクト16世は、ケープを着ておられませんでした。
お二人はまず祈るため礼拝堂に向かわれました。
ベネディクト16世が上座を勧めると、パパ様は「私たちは兄弟ですよ」と仰られ、同じ跪き台に一緒に跪いて祈りを捧げられました。
しばらく祈られた後、12:30に宮殿内の図書館に向かわれました。この図書館は、普段賓客と会見する際に使われています。
パパ様はベネディクト16世に美しいイコン『謙遜の聖母』をプレゼントされました。パパ様は、「このイコンを頂いた時、すぐさまベネディクト16世のことを思い浮かべたので」と、説明されました。
会見はお二人だけで行われ、45分間、13:15まで行われました。
お二人は一緒に昼食をお取りになった後、散歩をなさり、その後パパ様は再びヘリコプターでバチカンに戻られました。
教皇庁広報官ロンバルティ神父は、この会見を教会史上の大きな出来事となった、祈りに満ちた教皇職の継承の総仕上げであると評価し、これは「深い一致のしるし」であると述べました。
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Bergoglio da Ratzinger: lo storico incontro [Repubblica] - ● 動画
これまで私たちを司牧して下さった名誉教皇ベネディクト16世に感謝し、これからも私たちや教会を祈りで支えて下さることに、祈りで応えたいと思います。
また、これから種々の困難に向かってゆかなければならない教皇フランシスコの上に、豊かで力強い恵みが注がれますように、祈りたいと思います。